SystemVerilogコード・スニペット及びブックマーク機能

SystemVerilogは多くの機能から構成されています。しかも、それらの多くが複雑なシンタックスを持っています。全ての機能のシンタックスを完全に記憶する事は困難である為、それらの機能を使用する際にはマニュアルを参照するか既存のコードを参照するか等の努力をします。その様な場合、創造活動が中断されて思考が途切れてしまう事が多々あります。この様な悪影響を最少限にする為のツールがコード・スニペット機能とブックマーク機能です。

 

コード・スニペット機能

 

ツールはスニペットをカテゴリーに分類して管理します。例えば、カバレッジ、制約、アサーション等のカテゴリーに分類する事が出来ます。カテゴリー内では、スニペットを名称で管理します。定義されたスニペットにはサンプル・コードを割り当てる事が出来ます。スニペット機能は備忘録としての役割も果たします。

 

以下はスニペットの定義例です。それぞれの画像をクリックすると拡大して見易くなります。


 

ブックマーク機能

 

コード・スニペットはユーザ指定の名称に対してコードの断片をマップする機能です。それに対して、ブックマーク機能はユーザ指定の名称に対してソース・ファイル内の行番号を割り当てます。ブックマークをダブル・クリックするとファイルが開き、該当する行がテキスト・エディタ内に選択表示されます。

 

以下はブックマークの例です。それぞれの画像をクリックすると拡大して見易くなります。

2018年06月17日