SystemVerilog IDE は IEEE Std 1800-2023をサポートしています。
周知のように SystemVerilog が改訂され IEEE Std 1800-2023として公開されました。
この改訂版は設計分野で使用される機能の追加を含みませんが、検証分野で有益な機能を多く含んでいます。
追加された機能は、検証システムの開発作業の品質を高める効果と検証システムの保守を容易にする効果があります。
したがって、現在および将来の検証システム開発に取り入れるべき機能が多く見当たります。
SystemVerilog IDE は、これらの新機能を標準的にサポートしています。
例えば、ベースクラスに定義されているvirtualメソッドをサブクラスで拡張するとします。
もし、サブクラスのメソッドの引数リストがベースクラスのメソッドの引数リストと一致しなければ、
virtualメソッドの拡張にはならず、サブクラス独自のメソッドを定義した事になります。
当然、コンパイルエラーは出ませんが、サブクラスのメソッドの動作は正しくありません。
このような致命的な誤りを未然に防ぐために、:extends 機能が追加されました。
この機能を使用する事により、自明な誤りから解放されると共に検証システムの品質が向上します。