SystemVerilogテキスト・エディタの機能が強化されました。

入力ナビゲータ、及び、SystemVerilogテキスト・エディタの機能が強化されました。
ここでは簡単な例を紹介します。更なる詳細は、ダウンロード・ページから資料を取得して下さい。

 

行の折り畳み
行の折り畳み機能は非常に便利です。特に、クラス内に複雑なタスク、及び、ファンクションが定義されている場合、注目したい箇所を中心に表示する事が出来ます。例えば、左図は、uvm_agentクラスを表示しています。1ページに全容が表示されています。
ファイルを開くと行の折り畳みが自動的に設定されますが、ユーザ自身で折り畳みを定義する事も出来ます。

 

直前に編集した行及び選択文字列の管理
大きなファイルで作業する場合、ファイル内の異なる行に移動する事が頻繁に発生します。特に、直前に編集した行に戻る為には何度もウィンドウをスクロールする操作をしなければなりません。

SystemVerilog IDEのFPSは直前に編集した行を小さな矩形として表現します。その矩形をクリックすると編集行に戻る事が出来ます。
左図に於ける赤い矩形に囲まれた白い領域がFPSナビゲータです。ナビゲータ内の小さな矩形は直前に編集した行を表現しています。その矩形をクリックすると149行が見える様にテキスト・ウィンドウがスクロールします。同様に、直前に選択した文字列に関してもナビゲータが表示されます。

懇切丁寧なコンパイル・エラー表示

コンパイル・エラーが存在する場合、テキスト・エディタ内のエラー箇所を簡単にナビゲーションする機能を備えています。左図は、コンパイル・エラーが存在する例を示しています。エラーが存在する事を容易に認識する事が出来ます。

メソッド(タスク、ファンクション)入力

メソッド名の一部を入力した場合には、ナビゲータは完全なメソッド名、及び、引数を表示します。候補を選択してEnterをタイプするとメソッドの呼び出しが完了します。
左図は、quickをタイプした様子を示しています。この状態でEnterをタイプするとquicksort(p,r)が入力されます。

 

ヘッダ・ハイライト

複雑な記述を含むファイルで作業をしている場合、ソース・コードを見易くする工夫が必要になります。左図はメソッド・ヘッダをハイライトした例です。
右端のFPS領域にはメソッド宣言がされている位置を示しています。それぞれの矩形領域をクリックすると該当するメソッドの宣言に移動する事が出来ます。スクロール・バーを操作せずにメソッドの記述に移動する事が出来ます。
module、program、interface、class、task、function、initial、always等のヘッダをハイライトする事が出来ます。

 

2019年02月03日